お隣との境界でのトラブルは非常に多く、インターネット上でも多くの相談が寄せられています。
このページにたどり着いたあなたも隣家との境界線の問題から検索されてこちらにたどり着かれたと思います。
実際に検索されたお客様は多くの悩み相談のページに同様の隣地との境目の問題で悩まれているケースを読まれたと思います。
一番の問題は生活の基盤となるお家のお隣など身近すぎてることと容易に解決できるものではないということです。
ずっと平穏に暮らしていても急にこの境界問題が持ち上がることがあります。
今現在、問題が無い場合でも隣家のオーナーが急に変わることがあるかもしれません。
オーナー様自身が信じていた土地の面積、境界と、実際の登記が違うかもしれません。
また、隣家との主張の食い違いが出てくるかもしれません。
そんな時に実際にどこに相談に行くべきか、実際はどういう法的な手続きが必要かなど、毎日の生活ではほとんど身近ではありませんので悩まれると思います。
このサイトでは問題のありか、どこに相談にいけばいいかなど、初歩的なことからこうやって悩まれている方の解決になればと思い運営しております。
残念ながらこういったトラブルは法的な問題が絡んできますので、お一人での解決はとても危険です。
隣地との境界線トラブルは折り合いがつかず裁判になるケースも多々あります。
現在問題が顕著化していない場合でも、実際の土地の面積と、思っていらっしゃるご自身の土地の広さでは開きがある場合があり、後々に問題化する場合もあります。
また隣接地との問題だけでなく、相続などにかかわる分筆なども同様です。
具体的にはどのようなトラブルのケースがあるのか事例を見ていきましょう。
事例1 : 勝手に土地を取られた人のケース
Aさんはお隣のBさんから40cm程あるお互いの境界付近に花壇を造っても良いかと打診があり、花壇くらいならすぐ撤去できると考え、承諾しました。その後長い年月が経ち、Bさんが土地と家屋を売却し、Cさんが引っ越してきました。するとCさんが花壇のぎりぎりにブロックを造り始めました。しかしその部分は明らかにAさんの土地なのでCさんに文句を言いましたが、長年占有しているため、自分のものだ、と言いだし裁判になり、結局Aさんは裁判に負けて土地を取られてしまいました。時効で占有しているものに所有権が移ることを知りませんでした。
事例2 : 見た目で境界と認識し間違っていたケース
Dさんは小さいですが、地域で長年商売をされているE不動産から土地つきの家を買いました。購入して間もなく、隣のFさんから土地の境界を決めましょう、と言われ
また測量費用はすべてFさんが持つ、ということで快く了承しました。数週間が過ぎ、隣のFさんの依頼をうけた測量の専門家がきて、FさんやさらにとなりのGさんの法務局にある図面で言うと境界はここになります、と言われましたが、E不動産から聞き、自分も常識で考えてここになると考えていた境界とは60cm以上Dさん側に境界がくることになり、Dさんも別の測量の専門家に頼んで調べてもらいました。やはりFさんが頼んだ土地家屋調査士と同じことを言われ、E不動産に文句を言うと登記簿の面積で売買する契約なので問題無い、言われました。結局Dさんは買った土地の1割以上が隣の人の敷地である事がわかり、測量もせずに買ったことを悔やみました。
事例3 : 隣どおしで勝手に境界を決めたケース
HさんはIさんから地震でくずれたブロックをもう一度造りたいので立会してほしい、といわれました。ブロックの基礎があったので恐らくそのブロックの上に建てれば問題ない、と考えそれを伝えました。数週間後工事が完成し、特に気にも留めることなく過ごしていました。数年後Hさんが家を売却することになり、不動産屋さんが測量を専門家に依頼し、面積を確認すると数㎡足りないことと、間口が約15cm少ないと言われました。その時にHさんはブロックの基礎の後はこちら側が以前造ったブロックの後である事にようやく築きましたが、もうどうしようもありませんでした。